ベネズエラ生まれ。聖心女子大学・大学院で教育学を学んだ後、英国王立音楽院、声楽科修士課程を優秀賞で卒業。同年ウィグモアホールデビュー。モーツァルト・フェスティバル(ブリュッセル)、宗教音楽祭(フィレンツェ)、日英国交150年記念メサイア(ロンドン)でソリストを務めるなどオラトリオの分野に力を注ぐ。オペラではイタリア、モンテロッソ音楽祭『コシ・ファン・トゥッテ』デスピーナ役、『ドン・パスクアーレ』ノリーナ役を務めた他、フランス、プリヴァ市バロック音 楽祭で『紅の薔薇』タイトルロールのヴィーナスを演じ、ラジオフランスで放送。特にライフワークとして取り組んでいるのは、父エリック・コロンが平和への願いを込めて作曲した「被爆マリアに捧げる賛歌」の演奏と講演会で、浦上天主堂に於ける初演、CD出版後、世界各地で学校や大学を訪れて長崎からの平和へのメッセージを発信している。これまでパリ・オペラ座メンバー、モントリオール交響楽団、ヘルシンキ・バロック・オーケストラ、読売交響楽団、九州交響楽団など国内外のオーケストラはじめ、キリ・テ・カナワ、ジョン・バエスなどと共演。コンサート以外では長野スペシャル・オリンピックスの開会式曲録音、スポーツ試合でのベネズエラ国歌斉唱、テレビ番組のリポーターや大学講師など幅広い分野で活動。2015年は野田秀樹演出・井上道義指揮「フィガロの結婚」で全国14公演に出演し、好評を博した。ラ・フォル・ジュルネや国際音楽祭NIPPONなど音楽祭に出演する傍ら、子どもの育成や国際親善に関わる数々の社会事業を立ち上げ、幅広い意味での音楽を通した社会貢献を目指している。エル・システマ・ジャパンのスペシャル・アドバイザー。4児の子育て中。